冬の寒さがやわらいでようやくやってくる春ですが、花粉症の人にとってはゆううつなシーズンかもしれません。
毎年花粉症に悩んでいる人や花粉症の家族がいる人は、なぜ室内でも花粉症の症状が出るのか・室内ではどのような花粉症対策ができるかをチェックしてみましょう。
花粉症シーズンが近づくと、テレビやドラッグストアなどで「室内での花粉症対策を!」と話題になりますね。
外から家に帰ってくるとき、空気中に浮遊していた花粉が身体や髪にくっついて家の中に侵入してしまいます。
部屋に入り込んだ花粉が衣類やカーテン・ソファなどのファブリック類にくっつくと、室内でも外と変わらない環境になってしまいます。
「外に出なければいいのでは」と思うかもしれませんが、換気などで花粉が部屋に入ることもあります。
また、洗濯物を外に干している場合は洗濯物に花粉が付着してしまいます。
なお花粉は玄関・ソファ・ベッド・カーペット・窓周辺などに集まりやすいと言われているので、その辺りをこまめに掃除するといいですね。
まず、外から帰ってきたときは衣類についた花粉を払い落としてから玄関のドアを開けましょう。
基本的なことですが、普段から意識していないと忘れがちなので注意しましょう。
2つめのポイントは、衣類や布団などを室内に干すことです。
日当たりの良い室内で干すか、洗濯乾燥機・布団乾燥機などを活用しましょう。
3つめのポイントは、空気清浄機などの活用です。
室内の空気を手軽にコントロールできるうえ、一度買えば長く使うことができます。
最近の空気清浄機は花粉モードを搭載したものも多いため、まだ持っていない人は検討してみてもいいですね。
ただしフィルターにほこりがたまりやすいため、こまめに掃除する必要があります。
4つめのポイントは、換気をするときは花粉の飛散量が少なくなる早朝や夜中におこなうことです。
花粉の飛散量が増える日中~夕方に換気してしまうと、単なる花粉の入れ替えになってしまうこともあります。
どうしても早朝や夜中の換気が難しい場合は、網戸などで少しでも花粉を防ぎながら換気しましょう。
最後のポイントは、部屋をこまめに掃除することです。
「ちゃんと掃除しているのに、なぜか花粉症がおさまらない」という人もいますが、その場合は掃除の方法が間違っているかもしれません。
いきなり掃除機やほうきを使うと花粉が舞い上がってしまうため、最初に雑巾やフローリングワイパーなどを使って拭き掃除をしましょう。
また、花粉が特につきやすいファブリックや衣類などには細心の注意を払いながら掃除しましょう。
室内の花粉対策を念入りにおこなわないと、部屋の中が外と同じ環境になってしまいます。
なるべく花粉を持ち込まないこと、そして室内に侵入した花粉をすみやかに取り除くことを心がけましょう。
花粉は目に見えにくいものですが、少しでも快適に過ごすためにしっかり対策しましょう。