マンションやアパートのオーナーになると家賃収入が手に入るため、投資手段として考えたことがある方も多いでしょう。
今回は一棟投資にはどんな特徴があるのか、注意点もあわせてご紹介します。
マンションの一棟投資のメリットとは？
収入額が大きい
一棟投資は部屋数が多いため、区分投資と比べると毎月の収入金額が大きくなります。
区分投資の1室の家賃が6万円の場合、年間で6万円×12か月＝72万円となりますが、一棟投資の場合は部屋数が10室あれば72万円×10部屋＝720万円と、大きな収入になるでしょう。
また、区分投資の場合は空室になってしまうと収入がゼロになってしまいますが、一棟投資では一部屋空室が出てしまっても、収入はゼロになりません。
そのため、収入がゼロになり、ローンの返済ができないというリスクを回避しやすくなります。
建物を自由に改築・増築ができる
区分所有では共用部分の修繕ができないため、部屋の中が綺麗でも外観が良くない場合は、入居率に影響が出てしまいます。
一棟投資だとマンション全体の権利を保有しているため、時代に合わせてオートロックに変更したり、大規模な改築をしたりと、自由な経営が可能です。
一棟マンション投資のリスクとは？
空室のリスク
区分投資に比べて収入も大きい一棟投資ですが、始めるまでの初期費用が高額なため、失敗したときには大きな損失が出てしまいます。
予想よりも入居率が悪い場合は、家賃収入だけではローンの返済ができなくなる可能性もあるため注意しましょう。
維持費用が高い
一棟投資を始めた後は、オーナーとしてマンションの品質を維持する必要があります。
共用スペースの点検や修理をおこなう必要があるため、働きながらオーナーをする場合は、負担が大きいかもしれません。
マンション一棟買いで失敗しないための注意点とは？
長期的な収支計画を立てる
失敗したときの損失が大きくなる可能性があるため、毎月の家賃収入や必要経費を、あらかじめ計算しておくことが大切です。
空室が出る場合や固定資産税を支払う場合なども含めて計算し、さまざまなケースに対応できるようにしておきましょう。
周囲の環境や過去の入居状況などを調べておく
マンションを購入する前に物件の周辺環境や住みやすさなどを入念に調べ、入居者が集まるかどうか考えておかなければなりません。
デメリットが多いと、入居者が集まらず収入がゼロになる可能性があるため、購入する物件を見極める必要があります。
まとめ
マンションの一棟投資は、長期的な収支計画や不動産選びに成功すれば、大きな収入を得ることができます。
しかし、入念な調査や高額な維持費用が必要であるなど、注意点も多くあります。
今回ご紹介した内容を、一棟投資を成功させるための参考にしてみてください。
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