中古マンションを購入するとき、築年数が判断基準のひとつになります。
修繕や建て替えのための費用負担にかかわってくるからです。
また、住み替えのタイミングをあやまり老朽化がすすむと、売却先が決まらなくなることもあります。
そこで中古マンションを建て替えるタイミングやその費用、売却の方がいいケースなどを解説していきます。
中古マンションの購入1:建て替えの時期
日本では、1970年代ごろからマンションが建てられるようになりました。
約50年のあいだ、数多くのマンションが建築されていますが、時期により法律や技術が異なります。
そのため中古マンションの寿命は、明確に定めることはできません。
鉄筋コンクリートのマンションの場合、120年までもつと言われています。
現在、初期に建てられたマンションの築年数は約50年。
そのため、実際にどのくらいの時期に寿命が来るのか、まだ分からないのが現実です。
そもそも、中古マンションを建て替える場合、必ずしも寿命だけが理由になっているわけではありません。
戸数を増やす、エレベーター等の設備を充実させる、耐震強度をより高めるなど、購入者の利便性や安全性を配慮して建て替えることも珍しくありません。
中古マンションの購入2:建て替えの費用
購入した中古マンションの寿命が近くなってきたら、建て替えをするか修繕しながら維持するかの二者択一となります。
これは、誰かがひとりで判断することはできません。
管理組合の構成員で話し合い、どのように中古マンションを維持していくのか、決定していくことになります。
そして、中古マンションを建て替えることが決定されると、その費用を所有者が負担することになります。
費用負担の目安は、一戸あたり1000万円から2000万円ほどですが、建て替えるマンションの設備等によっては、さらに費用がふくれあがることもあります。
修繕しながら維持しても、中古マンションの老朽化は進んでいきます。
そのため、どこかのタイミングで建て替えとなる可能性があることを意識しておきましょう。
中古マンションの購入3:建て替え?売却?
購入した中古マンションの老朽化が目立ってきたら、売却することも選択肢のひとつです。
仮に建て替えをすることになると、所有者は一時的に退去することが必須です。
住人の都合や希望を調整するので、方針をめぐる所有者の話し合いが長期化したり、費用負担が莫大になったりすることも念頭に置いておく必要があります。
中古マンションは、年数がたつほど、その資産価値はさがり、売却することが難しくなります。
そのため、建て替えの費用を出すのなら、より資産価値が高いマンションに住み替えてしまった方がいいケースも少なくありません。
まとめ
中古マンションを購入するときは、築年数や価格に加えて、将来の老朽化を踏まえて判断することが大切です。
寿命が近づくまえに売却し、新しいマンションを購入するほうが、不要な出費や損失を避けることもできます。
初めて中古マンションを買う方も、現在所有しているマンションからの住み替えの方も、大規模修繕や建て替えを考慮しながら物件探しをしてくださいね。
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