不動産の購入で重視するポイントはさまざまですが、外観にこだわりたい方もいるでしょう。
マンションの形状には、シンプルなものからな個性的な形をしているものまで、たくさんの種類があります。
今回は、なかでも特徴的な形の雁行型マンションについてご紹介します。
購入後に後悔しないために、注意点もあわせて知っておきましょう。
不動産購入で知っておきたい雁行型マンションとは
雁行型とは、各住戸を前後に少しずつずらして建てるタイプのマンションです。
雁が群れで空を飛んでいくときの形に似ていることから、この名称がつきました。
雁行型マンションのメリットは日当たりや風通し、眺望などが良いことであり、どの住戸にも3面採光が可能です。
すぐ真横に住宅が並ばないため、隣からの視線も感じにくいでしょう。
個性的で高級感のあるデザインを楽しめるだけでなく、プライバシーも守りやすいので女性の一人暮らしでも安心です。
建物の方向や雁行の具合によっては隣接住戸の影になることもありますが、照明や部屋の使い方次第で快適に過ごせるでしょう。
不動産購入で知っておきたい雁行型マンションの注意点とは
日当たりや風通しの良さが魅力的な雁行型マンションは、建物の条件や時間帯、季節によっては期待したほどの日差しが得られない可能性があります。
不動産を購入する際は、方角や間取りなどを考慮し、日陰にならず十分な日当たりが確保できるかを確認しましょう。
また、バルコニーや窓の位置関係によっては、近隣住民にのぞかれやすくなってしまう場合もあります。
雁行型マンションの購入で失敗しないためにも、契約前にバルコニーと窓の位置をチェックしておきましょう。
さらに、雁行型マンションは大規模修繕工事の費用が高額なことも注意点です。
費用が高額になる理由には、外壁の表面積が広いことや、工事のために必要な足場を組みにくいなどが挙げられます。
不動産購入時には資金計画もしっかり立て、直前で慌てないようにしましょう。
修繕費用の積立金は物件ごとにルールが決められているため、契約書の内容を把握しておくのがおすすめです。
まとめ
雁行型マンションとは、雁の群れのように住戸を前後にずらして建てる個性的な物件です。
採光・通風・眺望が良いだけでなく、プライベートな空間も確保しやすいでしょう。
ただし、建物の立地や条件によっては雁行型の特徴がデメリットになる場合もあるため、生活しやすいか確認してから購入しましょう。
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