ダムウェーターとは荷物専用の小型エレベーターのことで、正式名称を「小荷物専用昇降機」と言います。
もともとは業務用に開発された設備で、飲食店などで多く導入されています。
文字どおり荷物専用であるため、人が乗ることはできません。
今回は、このダムウェーターを一般家庭に導入する際の設置方法や注意点についてご紹介します。
戸建て住宅にダムウェーターを設置する方法
ダムウェーターは、建築基準法で定められた構造でなければなりません。
そのため工事の着工前に、予定している設置内容が規定に合っているかどうかの確認申請をおこない、審査を受ける必要があります。
厳密に言えば審査の除外規格もあるのですが、基準が自治体によって異なるため、基本的にダムウェーターの設置には法令に則った事前確認が必須と考えておくとよいでしょう。
審査後、問題がないと判断されると「確認済証」が交付されます。
設置工事の期間は、メーカー問わず概ね1日です。
設置工事を終えたら「完了検査」を受けます。
完了検査では、設置されたダムウェーターが確認申請どおりであるか、法令を遵守しているかが確認されます。
無事、完了検査に合格すれば「検査済証」が交付され、ダムウェーターが使用可能になります。
いろいろと基準の厳しい設備ですが、検査済証の交付を受ければ安心して利用できるでしょう。
戸建て住宅にダムウェーターを設置するときの注意点
基本的に、ダムウェーターを設置したら定期的に建築基準法に基づいた安全検査を受けなければなりません。
また、定期検査の結果は年に1回、管轄の自治体に報告することが義務づけられています。
定期検査実施が必要かどうかの基準は自治体ごとで異なりますが、設置時の「確認申請」と同様に必須と考えておくとよいでしょう。
ダムウェーターは小さいもので幅60㎝・奥行き60㎝ほどです。
使い慣れるとついおざなりになってしまいますが、積載量をはじめとしてメーカーが示している使い方をきちんと守ることが大切です。
人が乗ることを想定している設備ではないので、小さなお子さまがいるご家庭では特に注意する必要があります。
まとめ
本来は業務用として作られたダムウェーターですが、使い方によっては一般のご家庭でも大変便利に活用することができます。
最近では日当たりを考慮して「2階にリビング、1階にキッチン」といった間取りも珍しくなく、そのような間取りなら食事や荷物を運ぶのに大変便利です。
マイホームの購入を検討なさるとき、合わせて導入してみてはいかがでしょうか。
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