横浜市には大小さまざまな公園があり、多くの方が憩いの場として利用しています。
大通り公園もその一つで、地元の方々がのんびり過ごしたり、散歩を楽しんだりするスポットとなっています。
今回は、横浜市中区・南区へお引っ越しを検討している方へ、大通り公園についてご紹介します。
大通り公園ができた経緯
大通り公園は、関内駅から阪東橋駅の間にある公園で、市営地下鉄ブルーラインに沿うように長く延びています。
大通り公園があるエリアは、かつて海だった場所で、江戸時代に埋め立てて新田(吉田新田)を造成した際に吉田川という運河が造られました。
明治に入ると、吉田川の延長として新吉田川も誕生しましたが、昭和40年代に入って都市整備が行われる中で2つの川も埋め立てられ、運河としての役目を終えました。
そして昭和53年、埋め立てた場所に造られた公園が大通り公園なのです。
大通り公園の特徴
大通り公園は、全長が1.2km、総面積は3.6haあります。
園内は石の広場・水の広場・みどりの森など複数のゾーンに分かれていて、随所に彫刻が設置されていますよ。
石の広場にあるのは、オーギュスト・ロダンの「瞑想」です。
オーギュスト・ロダンといえば、「考える人」の彫刻が有名ですが、そんな偉人の作品がここにもあるなんてすごいですね。
水の広場には、箱根彫刻の森美術館にも作品が展示されている彫刻家、ヘンリー・ムーアの「三つの部分からなるオブジェ」があります。
そしてみどりの森には、オシップ・ザッキン作の「働く女」が設置されています。
他にも、岩野勇三作の「笹と少年」や石のオブジェなど、すばらしい芸術作品があちこちにあるので、散歩をしながら芸術鑑賞ができます。
大通り公園の新たな活用法を見つける実証実験
横浜市では、関内駅周辺の新しい魅力づくりの一環として、大通り公園の新たな活用方法を見つける実証実験をこれまでに4回行ないました。
「大通り公園に、よりみちしよう。」をキャッチフレーズに行なわれた実証実験では、園内にキッチンカーを出店して飲食スペースを提供したり、子ども向けのイベントを開催したりと、大いに盛り上がりました。
また、実証実験の際は飲食店だけでなく、近隣の民間企業や学校・有志団体なども協力し、世代や分野を超えた交流も盛んに行なわれていました。
今後も同様の実証実験が行われるかどうかは現時点では未定ですが、ご興味がある方はぜひ横浜市のホームページをチェックして、参加してみてはいかがでしょうか。
まとめ
運河を埋め立てて造られた大通り公園は、近隣の方がゆっくり過ごす場所として欠かせない大切な場所です。
横浜市南区に引越した際は、少し足を延ばして訪れてみてはいかがでしょうか。
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