賃貸物件をお探しの際には、さまざまな条件を見て決めますよね。
そのうちの1つとして、和室がある物件にするかどうかもお悩みどころではないでしょうか。
ここでは、和室のメリット・デメリットと、古い和室をおしゃれに見せる方法をご紹介します。
古い和室でもおしゃれに？和室のメリット
和室は、日本古来の伝統的な部屋です。
和室の多くは畳敷きで、押入れがあり、襖（ふすま）や障子（しょうじ）、長押（なげし）が付いています。
長押とは、柱と柱をつなぐ、部屋の壁面上部に取り付けられた横木です。
和室のメリットは、自然素材が多く使われているため調湿効果が優れている点です。
とくに畳に使用されている「い草」は、湿度に応じて湿気を吸ったり出したりしてくれます。
それだけでなく、い草の独特な香りには、癒しの効果があり、さらに殺菌や消臭効果もあります。
また、畳にはクッション性があるためフローリングより安全で、音が響きづらい点もメリットです。
ほかにも、押入れは一般的に洋室のクローゼットよりも奥行きがあることが多く、収納力に優れている点もメリットです。
古い和室をおしゃれに見せるために知っておきたい和室のデメリット
和室の大きなデメリットは、お手入れが大変という点です。
とくに通気が悪いとカビやダニが発生しやすくなるため、注意しなければなりません。
また、畳には寿命があり、傷つきやすいため、い草が擦り切れると張替えが必要となります。
しかし、最近は和紙や樹脂の畳を使っている和室も多くなり、メンテナンスの手間は軽減しています。
ほかにも、和室は古臭くておしゃれに見えない印象になりやすいのもデメリットです。
たとえば、洋風のインテリアを置くと古風な雰囲気の古い和室に馴染まず、和と洋のバランスが悪いなどの理由でおしゃれに見えないこともあります。
古い和室をおしゃれに見せる方法！
古い和室をおしゃれに見せるポイントは、和と洋の調和です。
たとえば、窓にカーテンをつける場合は、くすみカラーを選ぶと、和の雰囲気にもマッチしやすくなります。
レースカーテンは、薄い茶色やアイボリーの色だと、和室でもなじみます。
ほかにも、窓の装飾として木製のブラインドや竹・麻などの自然素材のスクリーンも和室との相性が良く、おすすめです。
また、照明は、本体にデザイン性のある照明器具にすると、部屋がぐっとおしゃれになります。
まとめ
和室には癒されたり、調湿効果があるなど、さまざまなメリットがありますが、お手入れが大変です。
おしゃれに見えにくい印象の和室を、和と洋の調和を意識したコーディネートでおしゃれな和室へと変身させましょう。
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